第46次派遣団団長 ご挨拶


(2023年1月23日)
CEO

 

名前・ご役職
山田 洋平 先生
慶應義塾大学医学部 外科学教室(小児) 専任講師

 

ご挨拶

 初めまして。慶應義塾大学外科学(小児)の山田洋平と申します。この度第46次派遣団団長という大変名誉あるご指名をいただき大変恐縮している次第であります。
 私は学生時代三四会野球部に所属(1996-2002)しておりましたが、その間に大先輩である岩波明生先生、末盛友浩先生、千葉知宏先生、同級生の小野滋司先生を同じ部活の先輩・仲間として壮行したことを記憶しております。また、2013年には小児外科黒田達夫先生が団長としてIMAに行かれた際に、当時米国ボストン留学中であった私を訪問してくださりました。その時に一緒にブラジルを訪問していたのが、現在の小児外科医員である金森洋樹先生、さらにその後、同小児外科の工藤裕実先生へと身近なところでIMAの血が脈々と受け継がれていることを改めて感じた次第でございます。

 私の中ではIMA=アマゾンのイメージが強くこのお話を頂いた時、アマゾン!という思いが強かったこと、団員の学生さんから臨床実習を通してご指名を頂いたことを大変嬉しく思ったのと同時にIMAに全く縁のなかった私がなぜ?と言う率直な疑問が生じました。のちに伺った話では、46次団員が小児医療を目指していると知り、余計に嬉しく感じたことを思い出します。

 さて、IMAの歴史を紐解くと1978年から45年間にわたって南米へ渡航しているとのこと。本研究会の設立趣旨に基づく目標が ①『医の原点の実体験』 ②『医学、医療を通じた国際交流』であることを知りました。日本は少子化、経済の停滞、世界平和の崩壊、テクノロジーによる格差などによってともすると閉塞感が漂う世の中にありますが、若い医学生が気概を持って海外へと旅立つお手伝いができることはこの上ない喜びであります。国際交流から新たな可能性を見出し、団員一人一人が将来につながる成長を遂げられるよう努力して参ります。

 どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

プロフィール

山田 洋平(やまだ ようへい)
[YAMADA YOHEI]

慶應義塾大学医学部 外科学教室(小児) 専任講師

専門分野
小児外科一般、臓器移植(肝臓・小腸・腎臓)、腸管不全、小児がん、小児内視鏡手術、新生児外科

略歴
2002年(平成14年)3月    慶應義塾大学医学部卒業
2002年(平成14年)5月1日 慶應義塾大学外科研修医
2003年(平成15年)5月1日 けいゆう病院外科医師
2004年(平成16年)5月1日 国立病院機構神奈川病院外科医師
2005年(平成17年)5月1日 慶應義塾大学小児外科レジデント/チーフ
2009年(平成21年)4月1日 ハーバード大学Massachusetts General Hospital移植外科リサーチフェロー
2012年(平成24年)7月1日 ハーバード大学Massachusetts General Hospital移植外科クリニカルフェローとして腎・肝・膵・膵島移植に従事
2014年(平成26年)8月1日 慶應義塾大学小児外科助教
2018年(平成30年)4月1日 国立成育医療研究センター 外科勤務
2020年(令和 2 年)4月1日 慶應義塾大学小児外科・臓器移植センター 専任講師

専門医・資格など
日本外科学会専門医・指導医、日本小児外科学会専門医・指導医、小児がん認定外科医、新生児認定外科医、日本移植学認定医、米国移植外科認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医