第47次派遣団活動計画
・夏の活動に関して
第47次派遣団は、ブラジル,ボリビアの2ヵ国にて海外活動を行う予定でございます。
1.活動目標
第47次派遣団は①「医の原点の実体験」、②「医学・医療を通じた国際交流」、③「グローバルヘルスにおける医師の役割の探求と現地への貢献」、④「母子保健における多職種連携の考察」の4つの活動目標を達成できますよう全力で邁進して参ります。
2.活動概要
・ブラジルにおける医の原点の実体験、医学・医療を通じた国際交流(約1ヶ月間の活動)
・ボリビアにおけるJICA事業訪問を通じた、国際医療協力、母子保健についての考察(約1週間半の活動)
3.活動詳細
・ブラジルにおける活動
国際医学研究会で継続的に行ってきたサンパウロ大学(USP)における団長講演、日伯医学生会議の開催、現地病院での実習を通じて活動目的の1つである「医学・医療を通じた国際交流」を実践します。また、5年ぶりとなるアマゾン河巡回診療船の同乗実習を通じて「医の原点」を実体験します。さらに、レシフェにて先住民族村の訪問を行い、現地に貢献することを目指します。
【サンパウロ】
Ⅰ.サンパウロ大学(USP)における団長講演
Ⅱ.USPにおける第36回日伯医学生会議開催
Ⅲ.サンパウロ州立大学(UNESP)表敬訪問
【パリンチンス】】
Ⅰ.アマゾン河巡回診療船の同乗実習
【レシフェ】
Ⅰ.ペルナンブコ州ペスケイラにてシュルクス族集落の訪問
【ポルトアレグレ】
Ⅰ.リオグランデドスル・カトリック大学での実習
Ⅱ.リオグランデドスル連邦大学病院での実習
・ボリビアにおける活動
ボリビアは南アメリカ大陸の中央部に位置し、医療アクセスの悪さや妊産婦・新生児死亡率の高さが大きな問題となっております。また、同地域は「顧みられない熱帯病」に指定されているシャーガス病に関しましても母子感染対策が不十分であり、母子の健康を脅かしています。これらに対するJICAの対策プロジェクトを訪問し、国際医療協力の現場について理解を深めると共に、周産期母子保健に対する介入の現場を訪れ、母子感染対策に向けたアプローチや多職種連携について考察して参ります。
Ⅰ.JICAボリビア事務所を訪問し、渡航中の注意、事業の近況などを中心に事前レクチャーをしていただくことで、グローバルヘルスにおける医師の役割とそれに伴う現地への貢献について考察する。
Ⅱ.ラグアルディア市において、JICAと長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科が実施する「シャーガス病母子感染対策プロジェクト」を訪問し、シャーガス病の母子感染対策工場に向けた国際的な取り組みや母子保健における多職種連携について学ぶ。
4.活動期間
7月14日(日)~8月26日(月)の44日間