第44次派遣団活動計画

・第2回国際医学生会議(The 2nd International Medical Student Meeting on COVID-19)

第44次派遣団は、昨年7月に開催された国際医学生会議に引き続き、本年1月に第2回国際医学生会議(The 2nd International Medical Student Meeting on COVID-19)を開催致しました。

1. 趣旨
 7月の会議以来、各国がCOVID-19によってさらにどのような影響を受けたのか、また第2波、第3波と感染拡大が続いていく中で、医学生としてCOVID-19とどのように共存していくべきか議論することを目的として行いました。WEB会議を開催し、世界各国の臨床実習中の医学生を集め、COVID-19によって世界各国がどう変化したのか、様々な文化を背景に持つ各国の医学生はCOVID-19を経験し、何を考えたのか共有しました。

2. 概要
 アメリカ、イタリア、日本、ブラジル、タイ、ブルネイ・ダルサラームの医学生代表1~3名が、7月以降のCOVID-19による学生生活への影響についてプレゼンテーションを行いました(前回の参加国は6分程度、初参加国は12分程度)。また、後半では、医学生としてCOVID-19とどの様に共存してゆくか、ワクチンへの期待感などのテーマに関してスモールグループでディスカッションし、国際交流を行いました。

3. 日時
 2021年1月23日(土) 23:00~25:30


・夏の活動に関して

  第44次派遣団は、国際医学研究会史上初めての国内活動を行う予定でございます。
 ※COVID-19の感染状況について医学部、受け入れ先の皆様と十分に協議したうえで実施いたします。
  また、大学へ提出した『感染対策・危機管理マニュアル』に基づき、活動の中止、中断については、
  常に考慮し、活動中は団員三名とも個別宿泊、孤食、会食の禁止の徹底に加えて、基本的感染対策
  を実施いたします。例年にない非常に特殊な状況で活動をするという事を強く自覚し、医学生として、
  規範を持った行動をして参りますので、何卒宜しくお願いいたします。

1.活動目標
 第44次派遣団は①「医の原点の実体験」、②「医学・医療を通じた国際交流」、③「変わりゆく社会に即した医療の考察」に加え、第44次派遣団の独自目標である④「COVID-19を通じた感染症への向き合い方への探求」の4つの活動目標を達成できますよう全力で邁進して参ります。

2.活動概要
・医療を通じて移民としての在日ブラジル人コミュニティとの交流(約1週間の活動)
・長崎県・沖縄県における離島・僻地医療の実体験(約4週間の活動)

3.活動詳細
・在日ブラジル人関連活動
 日本が高齢化社会を迎え、労働の担い手となる在留外国人を市民の一人として迎えるに当たり、必要な医療体制について洞察を深めます。また、ポルトガル語を用いて医療に関するトピックのコミュニケーション・講演を実施することで医師として必要な国際感覚を身につけます。

 【静岡県浜松市】
Ⅰ.浜松国際交流協会訪問
Ⅱ.浜松市精神保健福祉センター訪問
Ⅲ.在浜松ブラジル総領事館訪問
Ⅳ.カトリック浜松教会訪問
Ⅴ.学校法人イーエーエス伯人学校(浜松)訪問
Ⅵ.静岡文化芸術大学 外国人ルーツ学生団体と交流
Ⅶ.山口ハート国際クリニック見学

 【茨城常総市】
Ⅷ.ブラジル人親子に対する健康医療講座、健康相談会


・離島・僻地医療関連活動
 長崎県ならではの離島医療対策である長崎システムを通して、地域高齢者医療や医師偏在化問題の今後の在り方に対して考察するべく、僻地医療拠点病院や僻地診療所・出張診療所を見学します。また、沖縄県粟国島唯一の医療機関である粟国診療所にて少ない医療資源で島全ての疾患に対応する総合診療医に同行し、さらに離島・僻地医療を実際に体験し、医師と患者の垣根を越えて島民と触れ合うことで、「医の原点」を実体験をする。

 【長崎県対馬市】
Ⅰ.対馬上院、関連診療所訪問

 【沖縄県粟国島】※緊急事態宣言発令に伴い、活動の可否については慎重に判断いたします。
Ⅱ.粟国診療所での離島医療実習
Ⅲ.粟国島の島民の方々と交流
Ⅳ.粟国島の文化に触れる(洗骨文化を体験)

4.活動期間
 7月17日(土)~8月22日(日)の37日間を予定しておりますが、感染状況によっては中断することがあります。

派遣団活動記録ブログ

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